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林健太@gabukenのブログ

撮影方法とカメラは? 新宿駅ハイスピード撮影動画の元ネタを少し探ってみた

先日、ある動画がFacebookなどで話題になっていました。新宿駅のホームを左から右にスクロールしていく動画で、ホームに立っている人が全て石像のように止まっています。今まで見たことのない、時間が止まったかのような映像は、不思議な気持ちにさせせますね。よく見ると人は微妙に動いていて、電車に乗りながらハイスピードカメラで動画撮影したものだということが分かります。いったい、どうやって撮影されたのでしょう? 最近では、iPhone 5sのスローモーション撮影機能が注目されたましたが、素人でもこういった映像は撮れるのか?関連記事を探ってみました。

 

 

 動画についての詳しい解説や、撮影したベルリン在住の写真家・Adam Magyar(アダム・マジャール)氏の生い立ちや思想について詳しく書かれていました。 

Einstein’s Camera — Matter — Medium

 全て、英文なので翻訳・理解に時間がかかりそうなので、抜粋して理解できたところだけ紹介します。動画については、

Magyar shot the footage at 56 times normal speed, turning 12-second blurs into nearly 12-minute films of excruciating slowness.

「12秒の映像を56倍に引き伸ばして、約12分の映像にしてる」そうなので、じゃあiPhoneで撮った動画も引き伸ばせばこういう動画撮れるじゃん!と思うかもしれませんが、そうでもないんです。スーパースロー映像を作成する場合、1秒あたりに撮れるフレーム数(fps)が多いカメラで撮るか、動画編集ソフトなどでフレームとフレームの間に中間画像を作成して動画を滑らかにする必要があります。カメラによって、撮影できる動画のサイズやfpsは異なるので、どんなカメラでも出来るわけではありません。

参考)デジ1動画をきれいに撮りたい! : スローモーション撮影

 また、マジャール氏の場合は特殊な機材に加え、独自に開発したソフトウェアでの加工も行っています。こりゃ似たようなことすら出来ない雰囲気です。

A self-taught engineer and software designer who assembled his first computer while in his teens, Magyar captures his images using some of the world's most sophisticated photographic equipment, modified with software he writes himself.Additional code, also of his own design, removes nearly all distortion, or “noise,” from his data, producing images of remarkable clarity.

高速で走行する列車を撮影するうえで発生する「歪み」や「ノイズ」を除去するため、ハードとソフトを自作しているとのこと。この機材を地下鉄で構えていると、さすがに怪しいらしく警官に呼び止められたこともあったとか。iPhoneや一眼レフカメラでもハイスピード撮影的なことはできるので、今度いろいろ遊び方も考えてみたいところです。

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 英語のわかる方は、ぜひこの記事を読んでみてください。google翻訳で原文確認しつつ読むのは大変です。。。あー悔しい。時間あるときには英語系エンタももうちょい踏み込んで解釈してみます。

 Einstein’s Camera — Matter — Medium

 また、写真についてプレゼンしている動画もありました。イケメン!というか、聖人の様な風貌ですね。